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入社時は、分社化前の日清製粉がエンジニアリング事業を行っていることすら知らず、しかも私は農学部出身なので、機械は専門外だったのですが、プラント(生産設備や工場)建設の部門に配属になり、気がつけばこの道を歩んで約20年が経ちました(笑)。日清エンジニアリングは、製粉で培った粉粒体技術をベースにプラントの計画・設計・施工を行い、食品・化粧品・医薬品・醸造など多彩な分野の設備や施設を手がけています。
プラント建設のプロジェクトは規模の大きなものだと計画から完成まで数年単位となります。私が近年担当した案件で例を挙げると、遺伝子組み換えの薬品を製造する研究所の移設工事、化粧品会社のファンデーション工場の新設・増築、カーボン粉砕プラントの設置など。このように、お客様の業界はさまざまです。食品関連だけでなく、当社の粉砕・分級技術、貯槽や加工のノウハウが役立つプラントであればどんな業種も対象になり、お声さえかかればどこにでも出かけるのが、私たちのスタンスです。 |
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プロジェクトは、営業・見積りからスタートし、設計、調達、現地工事と数段階の業務プロセスがあります。当社では、各プロセスを分担するのではなく、基本的に担当者がすべてを一貫して受け持つマルチファンクションで対応しています。それだけに、プラントの完成後の達成感は絶大です。男の子の多くはプラモデルが好きだと思いますが、その超大型版と考えてください。部品を買ってきて、組み立て、動かす。それを全部やれる。楽しいと思いませんか?私は別にプラモ好き少年じゃなかったんですが。
一昔前、大企業に就職した人がよく「会社の歯車になりたくない」と言いました。その点もうちは大丈夫です。当社の場合は、自分が歯車だと前には進みません。エンジンであり、車輪であり、ハンドルでもある。すべてを担当することは大変だし、紆余曲折ありますが、そこを前進し、ギアチェンジし、ハンドリングしていくのが醍醐味です。 |
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私が手がけた仕事の中で特に成功実感があったのは、例示した一つ、化粧品会社の工場です。お客様にとっても一大プロジェクトであり、まず私たちの会社を選んでくださったこと、そして、当時まだ30歳そこそこだった私に任せてもらえたことが嬉しかった。白紙の段階から何年もかけ、滑ったり転んだりしながらなんとかゴールに辿り着けました。竣工式のときは安堵感と同時に、自分の手から離れる一抹の寂しさも感じましたね。
いつも複数の案件がパラレルに走っているため、多忙なのは確かです。自分の時間が自由にならなかったり、想いと現実のギャップに悩んだりすることもあるでしょう。そこはプラスに考えていくしかありません。コントロールすることは可能です。周囲の仲間たちも協力してくれます。社風と大上段には言わないけれど、働きやすい雰囲気であるのは保証します。 |
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規模の大きなプロジェクトが始まると、計画段階から現地に出張して長期滞在します。短期間ではわからない土地や人とのふれ合いがあるので、なんとか時間を作り、なるべく出かけるようにしています。
静岡では、フライフィッシングに凝りました。同行していた設計者さんも釣り好きで、二人で何度も大井川上流に通いました。私はハードワーカーで、休暇の消化も少ないほうですが、会社の仲間は「後藤は出張先でちゃんと遊んでるから」と言っているようです。 |
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| 釣りがいちばんの趣味なので、行けないときは、仕方なく家で毛針を巻いたりしています(笑)。釣り以外では趣味というほどではありませんが、出張時の空き時間を利用して、いわゆる「古寺巡礼」したこともあります。滋賀県に出張していた際には、比叡山の延暦寺をはじめ、京都まで足を伸ばし、お寺や仏像をいろいろ見て回りました。そんなときには、できるだけ歴史書などで予備知識を蓄えてから出かけるようにしています。 |
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