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ビジネス物語-第1話-
「No.1ブランド」が仕掛けた大規模リニューアル戦略 日清フーズ株式会社 営業本部家庭用営業部 安河内博一 1993年入社。一貫して家庭用商品の営業を担当し、本社の他、大阪や名古屋の営業部にも勤務経験がある。現場を熟知し、市場分析に長けた、広告宣伝戦略と販売促進のプロ。/ 開発センター商品開発室 樋口清香
2005年入社。冷凍食品の開発業務を経て、2008年からプレミックスなどの常温食品を担当。明るくポジティブなキャラクターでチームを活性化させる若き開発者。
1.複数の要素がリンクした必然的な企画。

新商品の誕生や製品のリニューアルには、生活者のニーズ、市場動向、技術的側面など、さまざまな要素が背景にある。2009年秋冬商戦で日清フーズが大々的に展開した『日清お好み焼粉』『日清たこ焼粉』シリーズの全面リニューアルは、複数の要素がすべてリンクした好例といえる。

金融危機以降の景気悪化から生活者の生活防衛意識が強まり、自宅で食事をする傾向はますます高まってきた。家庭用営業部で常温製品の広告宣伝や販売施策全般を担当する安河内は、そんな市場動向と生活者ニーズを「追い風」と捉えていた。
「当社のプレミックス、中でもお好み焼粉やたこ焼粉は、生活者の皆様が家庭で簡単に使用できる商品です。冷蔵庫に残っている具材が使え、節約になる。しかも、野菜をたっぷり入れられるのでヘルシー。そのうえ、家族の団欒の中心にもなります。それらの利点に着目し、我々は『生活応援』というテーマを掲げました」

さらにもう1点、技術的な側面を指摘するのは、商品開発室の樋口清香。
「当社の家庭用小麦粉のパッケージ包材には保存に便利なチャックが付いていて、調理の都度必要な量を少しずつ使うユーザーの方に好評でした。お好み焼粉のパッケージ包材にもこのチャックを導入できないかと数年前から検討し、ようやく館林工場の新ライン建設で可能になったのです。それにより、今回の商品リニューアルも実現できたのです。」

安河内博一

リニューアルのプロジェクトが本格スタートしたのは、2009年初頭。若手ながら商品開発部門プレミックスチーム3名の主導的な立場となった樋口だが、実はお好み焼粉の開発に携わるのは初めてだった。
そんな彼女が、手探りの状態で、一つずつ開発のプロセスを昇っていくことになった。

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